面積 約 3,885㎢(UAE全体の面積は約 83,600㎢)
気候
砂漠気候で、夏季(6~9月)は最高気温が45℃を超えることもあり、湿度も高い。冬季(12~2月)は温暖で、平均最高気温は20℃台後半。降水量は年間100㎜以下で、11~3月にわずかに雨が降る。
人口 約 350万人(2023年、ドバイ統計センター)
民族 UAE国民は 10~15%程度、その他は南アジア系(インド・パキスタン・バングラデシュ)、フィリピン系、欧米系など多国籍
国語 アラビア語
公用語 アラビア語(英語はビジネス・観光で広く使用)
宗教 イスラム教(国教)、その他キリスト教、ヒンズー教など
ダウンタウン・ドバイ:
世界一高いビル「ブルジュ・ハリファ」や高級ショッピングモール「ドバイ・モール」があるエリア。ビジネス街に近く、富裕層や駐在員に人気。
マリーナ・JBR(ジュメイラ・ビーチ・レジデンス):
海沿いの高級住宅街で、日本人を含む外国人駐在員に人気。ショッピングモールやレストランが多く、レジャー環境も整っている。
アル・バルシャ:
日本人学校やインターナショナルスクールが近く、ファミリー層に人気の住宅エリア。モール・オブ・ジ・エミレーツがあり、生活利便性が高い。
日本人学校はアル・バルシャエリアにあり、ドバイ在住の日本人駐在員家族に利用されている。
ドバイ移住のメリット、デメリット
メリット
気候: 冬(11~3月)は20~30℃と快適で過ごしやすい。
住宅事情: 高級コンドミニアムが多く、プール・ジム付きの物件が充実。
食事: 多国籍料理が豊富。日本食レストランやスーパーも多い。
移住者への寛容度: 人口の約9割が外国人で、移住者が住みやすい環境。
言語: 英語が広く使われるため、日本人でも問題なく生活可能。
社会インフラ: 医療・教育の水準が高く、道路や公共施設も整備されている。
治安: 世界的に見ても犯罪率が低く、女性や子供も安心して生活できる。
リゾート環境: 海沿いの高級リゾート、砂漠ツアー、テーマパークなど観光資源が豊富。
経済・ビジネス環境: 中東の金融・ビジネスハブ。税制が有利(個人所得税なし)。
日本人コミュニティ: 約5,000人が在住。日本人会や学校もあり、サポート体制が整っている。
交通とアクセス: 日本から直行便で約11時間。タクシーが安価で移動しやすい。
デメリット
物価: 生活費は高め。
ビッグマック価格: 約750円(18AED)
3LDKの家賃: ドバイ中心部(ダウンタウン)で 月40万~80万円(12,000~24,000AED)
気候: 夏(6~9月)は40℃以上になり、屋外での活動が困難。
医療: 質は高いが、医療費は高額。保険が必須。
ビザ: 企業のスポンサーシップが必要で、更新条件が厳しくなる傾向。
飲酒・宗教規制: イスラム教の国のため、飲酒にはライセンスが必要。ラマダン期間中の飲食制限あり。
自然環境: 砂漠気候のため、緑が少なく、砂嵐が発生することがある。
ドバイへの移住は、税制の優遇を活かしたい人や、快適な冬の気候を楽しみたい人には向いているが、猛暑やイスラム文化の制約に適応しにくい人には向いていない。
ドバイ移住に向いている人の類型、向いていない人の類型
ドバイ移住に向いている人の類型
税金のかからない高収入環境を活かしたい人(所得税なし)
冬の快適な気候(11~3月)を重視する人
多国籍環境で柔軟に適応できる人(住民の約9割が外国人)
高級な住宅・設備の整った生活を求める人
ビジネス・投資のチャンスを重視する人
ドバイ移住に向いていない人の類型
夏の暑さ(40℃以上)に耐えられない人
イスラム文化(飲酒制限、ラマダンの影響)に馴染めない人
公共交通機関よりも車移動中心の生活に不便を感じる人
物価の高さ(家賃・外食)を負担に感じる人
湿度の低い乾燥気候が肌に合わない人